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地風力発電のデンマークにおける活用状況

地風力発電のデンマークにおける活用状況

地風力発電のデンマークにおける活用状況

地風力発電のデンマークにおける活用状況

有名なアンデルセン童話の国です。コペンハーゲンの港には人魚像がありますので、皆さんも「なんとなくご存知」でしょうね。

デンマークはヨーロッパ大陸の北方、ドイツの北にあります。人口わずか東京都の半分600万人ほどの小国なのですが、風力発電においては大きな存在です。

デンマークの主な産業といえば、酪農、乳製品、そしてデンマークのポーク(豚肉)です。しかしながら、驚いたことにデンマークの政界と産業界の連携プレーでこの風力発電が大きく発展しているのです。

デンマークでは1976年の国家エネルギー計画の策定以来、政府が風力発電を促進してきました。その結果、デンマークの総電力消費量の約13%をこえる量がこの風力発電から得られています。

そしてデンマークの風力タービン・メーカーはいまや最先端技術の世界的供給者に成長しており、世界のタービン輸出の60%を占めています。

デンマークは風を利用して今や、押しも押されぬ【風力発電大国】、方や日本と言えばまだまだ、原子力、火力発電に頼りきっているわけです。この差はとても大きいと言えるでしょう。

デンマークの素晴らしい点は、1973年、1979年のオイルショックで石油価格が高騰した際の対応です。

デンマークのエネルギーの90%を海外の石油に依存しており、エネルギーの海外依存の怖さを知ります。このことから、エネルギーの分散化と自給率の向上を国家として積極的に図りました。一方、1985年には原子力に依存しない方針を打ち出し、その後風力発電や分散型コジェネ等への取り組みを進めていくことになりました。

風力発電の普及には多くの障害があります。それはイニシャルコスト、電力会社の風力の買取への抵抗などです。

これらに対しては様々な支援制度が用意されています。

風力発電の設置には補助金制度があり、初期の頃(1979年)には設備費の30%を負担するものでした。また、発電した電力を電力会社が買い取る仕組みや、売電価格への補助金などの支援もあります。

税金制度では、北欧諸国で導入が進んでいる炭素税などがあり、これが補助制度の財源となっています。

デンマークでは風力発電は、その土地に住む人しか所有できない仕組みになっています。このため、約5000基ある風車の85%が個人または協同組合の所有となっています。

農場に個人所有の風車が立っている・・・という光景はデンマークではめずらしくないのです。そして風車が発電する電気は、電力会社に売電されますので、地域に利益が還元される仕組みです。

このため、風車は設置される地域住民にも歓迎されるのです。

(情報出所: ワールドウオッチ研究所 地球白書 家の光協会)


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